と、いうわけで今回も「にゃんにゃん堂80000V」さんからネタをお借りしてきた。
詳しいことはリンク先を参照してもらった方が早いが、要は最近メジャーになりつつある「姉萌え」シチュエーションにひねりを加えたもので、「兄がある日突然姉になったら面白いぞきっと!」というネタである。
個人差はあれど、兄という存在は弟にとって非常に大きく、厄介な代物だ。年上という絶対的アドバンテージに加え、腕力の差にモノをいわせるケースが実に多い。「強さとはわがままを押し通す力」を地でいくのが、一般的な兄のイメージだ。
そんな暴君である兄が、ある日突然姉になってしまったとしたらどうだろう? 兄としては今までどおりに弟とスキンシップ(殴る、蹴る、締める、極める)しているつもりだが、その体躯は硬く厚みのある筋肉の鎧ではなく、ほっそりとして柔らかな女体である。多感な年頃の弟としては複雑な感情を抱くのではないだろうか。
さっそく絵で表してみよう。
まずはごく一般的な「兄と弟」の場合。
兄は悪魔もとい飽くまでスキンシップだと言い張るだろうが、大抵の場合はシャレ抜きで痛い。本人は手加減してるつもりだから始末が悪い。弟はたまったものではないが、こうやって男は強くなっていく。ドンマイ。
続いて本企画の主旨である「兄(♀)と弟」の場合。
「痛いよ。やめてくれよ」という抗議もどこか遠慮がちになる、そんな弟。年齢による序列は健在ながら、兄の攻撃力と不快度は大幅にダウン。困ってんだか嬉しいんだか微妙な表情がはたから見てるとムカつくね。
「異性の肉親とのスキンシップなんてそんなイイもんじゃねぇんだよボケが」
…という、姉を持った弟たちの罵声が聞こえてきそうだが、ちょっと待ってほしい。
原案者である佐々木ケイジ氏もサイトの中で述べておられるように、弟にとってこの兄(♀)は単なる異性の肉親ではなく、「知ってるけど知らない異性」なのである。つまり、共に育つ過程で当然身に付いているべき「家族フィルター」が正しく機能しない。
※家族フィルター:
幼少時から寝食を共にすることによって、姉or妹を異性と認識しなくなる現象。毒手の鍛錬と同じ。
中身は兄と分かってはいても、理屈じゃ割り切れないのが人間というもの。なので、常日ごろ兄貴から虐げられている弟諸氏はこういう妄想で自分を慰めてみてはどうだろう。妄想が行き過ぎて兄貴に妙な感情を抱いても管理人は責任もてないけど。
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