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16.09/22 その245
Overwatch――私は固定機銃になりたい






 今日も元気に全力射撃! 『Overwatch』のディフェンス系キャラではバスティオンが好きな管理人です。正確にはセントリー形態(↑)のバスティオンが好きです。移動が出来ないので先制攻撃を食らうと高確率で死ぬが、そのリスクを鑑みても圧倒的な火力で弾幕を張れるのは魅力だ。
 OverwatchはCODやBFあたりと比較すると体力が高めに設定されているが(キャラによって差はある)、セントリー形態のミニガンは威力がケタ外れで、射線に身をさらした敵を草でも刈るように薙ぎ倒すことができる。敵を2〜3人まとめて挽き肉にした時などは「俺もうセントリーのまま一生を終えてもいいや」という気分になる。

 とはいえ防御力の低さは泣き所で、ワガママと分かってはいても「せめて正面攻撃にもう少し耐えられれば…」と思わずにはいられない。もしも管理人が神で、Overwatchのヒーローたちに何でもひとつだけ与えてやれるなら、バスティオンには防盾(ガンシールド)をプレゼントするね。これでより完成された戦闘マシーンになること請け合いだ。きっとバスティオンも喜ぶに違いない。


参考画像



 テメー公式の短編アニメ『The Last Bastion』観てねーんだろって? いや観ましたよ。もしも管理人が神なら、最後のシーンでバスティオンの肩を叩き「君が行くところはそっちじゃないよ」と笑顔で教えてあげると思う。管理人は親切なので道案内は得意なんです。






 ま、冗談はさておき『The Last Bastion』は素直に良かったと思う。これまで発表された短編アニメ5作の中で唯一台詞がない(人語をしゃべるキャラが出ない)作品なのだが、これが実にいい。
 緑豊かな森の中で目覚めたバスティオンが、戸惑いながらも自然と触れあい、新しい一歩を踏み出す…という物語なのだが、わずか7分の尺に戦闘機械としての悲哀や明日への希望を描いている。

 このシリーズは毎回アクションシーンが素晴らしいのだが、『The Last〜』は静かなトーンを守って派手なバトルは控えめだ。しかしセントリーの射撃シーンは見ごたえがある。






 キツツキが木をつつく音を銃声と誤認し、一帯を掃射するシーン。
 戦闘機械としての“本能”が出てしまう悲しいシーンなのだが……機関銃を撃ちまくる画って理屈抜きに胸が躍るね。

 そもそも管理人は昔から「固定機銃」というやつが好きでしてね…。COD4でも敵のヘリが出現したら、手近な銃座に取りついてノリノリで撃ちまくっておりました。長時間撃っていると別の敵に頭をぶち抜かれるリスクが上がるのだが、それでも「もうちょっと…あともうちょっとだけ…」という具合に引き金から指を離せず、結果としていつもスナイパーの餌食になっていた。そのへんはバスティオンやってる今も同じようなものだが。

 つまりは派手に鉛玉をまき散らす機関銃が好きなわけだが、移動は抜きにひたすら狙うことに特化したシンプルなゲームプレイも嫌いではない。その意味ではテロ組織ISISの侵攻を固定機銃で撃退する『IS Defense』もちょっと興味があったりする。
 あとあれ。FF15。下記のトレーラーで主人公が固定機銃を奪って射撃するシーンがあるのだが、管理人はそれを見たとたん「えっ…♥ 何これ面白そう…」となった。


2:25あたりから



 トリガーハッピーもいい加減にしろと言われそうだが、そのくらい管理人が機関銃を愛していることは分かっていただけると思う。ゲーム以外だと『ランボー 最後の戦場』のM2重機関銃のシーンとかも大好きです。もう何回観返した分からねぇ。




 というわけでバスティオンいいよね!という更新でした(本当にそうか?)。固定機銃の擬人化という萌えキャラ(管理人的には)であることに加え、作中では数少ない実弾系火器を装備したキャラでもあるし、その点でも愛着が湧く。
 敵の死角に陣取る必要があるため「目標貢献タイム」がなかなか稼げない(奪取or防衛するポイントから離れている)のが辛いところだが、それでも俺の働きは誰かが見てくれていると信じている。



追記:
 この『The Last Bastion』で、アニメ映画『アイアン・ジャイアント』(1999)を思い出した人も多いだろう。宇宙からやってきた巨大ロボットと少年の触れ合いを描いたもので、心の琴線をかきむしるような傑作だ。




 無垢なロボットが周囲から危険視されるのはお約束だが、本作は冷戦時代という舞台背景がその説得力を増している。己の中にある恐怖と疑念こそが敵を作り出すというあの時代のトラウマも合わせて、見ごたえのある作品だとオススメしたい。

 今ググってみたら10/29にシーンを追加した完全版が上映されるとのこと。偶然だがえらくタイムリーですな。観たことないという人にはちょうどいい機会だろう。管理人が泣いたアニメはこれと『銀河英雄伝説』くらいのものだし、かつてロボット大好き少年だった男性には特に心に響くと思う。


追記:
 今回の更新タイトルは「私は貝になりたい」から取ったものだが、何気なくWikipediaを見てみたら「現実の貝は天敵が多く海底の生存競争は過酷。『私は貝になりたい』うんぬんは自然生態学的には全くの虚偽」と身も蓋もないことが書かれていた。
 泣いた。




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