07.08/24 お知らせ






 夏といえばホラー!

 …という決まり文句は、「背筋も凍る怖い話で涼しくなろう」という意味なわけだが、 昨年「コンデムド」を買った経験から言うと、あまりあてはまらないと思う。
 なんせクーラーの聞いた部屋の中でプレイしているにも関わらず、イヤな汗がどんどん出てくるから。
 ただでさえ怖がりな管理人なこと、「恐怖を克服してやるぜ!」と意気込んだはいいが、 結局果たせずしてギブアップした。要するに積んでしまったわけだが。

 ちなみに管理人が今まで触ってきたゲームの中で、最も戦慄させられたのはFLASHゲーム「The House」である。 ホラーものとしては有名なゲームで、画面内をクリックするだけとシンプルな作りながら、 恐怖演出の凄まじさには定評があった。本来ならクリアまで30分とかからないボリュームなのだが、 管理人は1週間かかった。
 だって怖いんだよ! エスカレートする恐怖演出に震えながら涙目でクリックしていくわけだが、 なんていうか精神的にもたない。途中で休憩とかじゃなくて、最低1日はインターバルをおかないと耐えられなかった。

 …まぁ管理人はもともとホラー苦手な人なんで、そういう映画とか好きな人ならほどよく楽しめるのかもしれない。 もし「そんなゲーム初めて聞いた」という人がいたなら一度やってみることをお勧めする。


The House



 というわけでここからが本題!

 「コンデムド」積んだくせに、性懲りもなく「“恐怖の克服”2007 in SUMMER」としてホラーゲームを買ってきましたよヒャッハー。





 F.E.A.R.―――First Encounter Assault Recon(第一種遭遇強襲偵察部隊)。

 巨大企業「アーマカム・テクノロジー社」が極秘に研究を進めていたクローン兵士開発プロジェクト。 しかし、その指揮官として養成されていた男が突如として暴走。部隊を掌握し、 施設の職員を皆殺しにして逃亡する。
 彼を抹殺する任務を受けて特殊部隊「F.E.A.R.」が出動し、 主人公もその一員として戦いに赴くが、 クローン兵士たちと銃火を交える中で、徐々に常軌を逸した現象に見舞われるようになる。
 幾度となく現れる少女の亡霊。
 フラッシュバックのように現れる悪夢的なヴィジョン。
 血と硝煙で霞む視界の影をよぎる、人ならぬものの姿とは――。


 FPS好きならおそらく誰もが知っている、有名なホラーFPSである。
 元のPC版が発売されたのは2005年、Xbox360にも昨年移植されているので、 今さらこれを話題にしているのは、多分このネット上で管理人だけだと思う。
 だってようやく手に入れて嬉しかったんだよ!
 本当は日本語版が出るのをずっと待っていたのだが、360はいつまでたっても音沙汰なし。 PS3でそれが出ると決定した時はほぞを噛んだものだが、そちらも発売中止となるに至り、 ローカライズは絶望的と見て北米版の購入に踏み切った。
 英語は全然ダメなので、ストーリー等は和訳を載せているサイトさんが頼みの綱である。

 このゲームが高い評価を受けたのはそのホラー演出、そして「敵兵の高度なAI」だ。 このゲームの敵・クローン兵士は他と比べて頭が良く、障害物を倒してバリケードにしたり、 迂回してこちらの背後を突いてきたりと狡猾な戦い方をしてくる。
 そしてさらにアクセントを加えているのが、主人公の持つ特殊能力「slo-mo」。MAX PAYNEでおなじみのバレットタイムで、 任意で時間をスローにできる。もちろん目新しいものではないが、敵兵が銃弾を受けてスローモーションで崩れ落ちていく様は、 一人称視点でみるとなかなか迫力があっていい。
 「オマエ恐怖の克服とかどうでもよくて銃撃戦がしたいだけだろ」と言われそうだが全くもってその通りです。 ドンパチ大好き。

 ホラーゲームとしての完成度は後発のコンデムドに譲るものの、心霊ホラーならではの恐怖演出は結構心臓にくるものがある。 少女の亡霊はもちろんのこと、「ナイトメア・シークエンス」と呼ばれる幻影はかなりきつい。いきなり廊下が血の海になったりとか、 もうね。
 恐怖感を和らげるだけならカスタムサントラ機能で「おどるポンポコリン」でも流せば一発なのだが、 それは恐怖の克服ではなく逃避なのでさすがにやっていない。能書きだけはいつも立派ですね。

 まぁ当面の楽しみは銃撃戦。私生活のゴタゴタも一段落したので、週末の夜はアサルトライフル片手にクローン兵士たちと ガンファイト三昧の予定である。


 …はッ!今週末もバッチリ休日出勤で職場に向かうハメになるナイトメア・シークエンスが!  い、いやぁぁ あ  あ゛   あ゛ (←恐怖のあまりslo-mo)



追記:
 F.E.A.R.を購入した直後に、拡張版の「F.E.A.R.Files」が360でも発売されることを知った。 このタイミングの悪さもナイトメア・シークエンス。もう寝よう。目が覚めたらすべて消え去っているはずだ。



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