軽機関銃の何が好きかって言うと、あの圧倒的な火力と派手にバラ巻かれる薬莢のインパクトだ。モニターを灼く鮮烈なマズルラッシュとコントラーラーから伝わる振動がたまらない。
どんなFPSでも、ノリノリでブッ放しているとたちどころに位置を補足されてスナイパーに頭をブチ抜かれるのがオチだが、弾幕で敵を薙ぎ倒してゆく快感は得難いものがある。
本来、軽機関銃はアサルトライフルと同じ弾薬を使用しているのだが、ゲームではアサルトライフルより威力を下げられることが往々にしてある。装弾数が多く使い勝手がいいため、そうやってバランスを調整されているのだろう。対戦で皆が軽機関銃を使いたがるようだと面白くないし、そこらへんは仕方がない。
一方、シングルプレイでは対戦バランスを考えなくていいので、わりとまっとうな扱いである。PS2の傑作FPS「BLACK」ではアサルトライフルの上位武器的なポジションだし、「ブラザーインアームズ・ヘルズハイウェイ」では圧倒的な制圧力を持つ武器として重宝した。
ただ、どちらかといえば敵が使う武器としていい味を出す銃器でもある。管理人がプレイしたFPSでは、CALL OF DUTY2が挙げられる。
主人公らロシア軍の部隊が建物の2階に陣取り、正面広場から攻め寄せてくるドイツ軍の部隊を迎え撃つステージがあるのだが、群がり来る敵兵の中に時おりMG42を持った奴が混じってくる。これは最優先で倒しておかないと、凄まじい弾幕を張られて狙撃どころではなくなってしまう。
他のゲームでも軽機関銃が猛威を振るうものはあるが、「弾幕を張り突撃を援護する」という分隊支援火器としての役割がきっちり描かれていたのは(管理人の知る中では)これが印象深い。
他に、脅威となる軽機関銃のケースとしてはこれがある↓
ナチ・ストームエリート(Medal of Honor:Airborne)
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