ご存知「悪魔城伝説」の紅一点、サイファ・ヴェルナンデスとのエンディング。 サイファが長く美しい金髪をあらわにするとともに、実は女性であったことが明らかになるこのエンディングは衝撃だった。 管理人はこのゲームをプレイする前から「男装の麗人萌え」を患っていたが、その病歴の中でもこのサイファは特にお気に入りのキャラである。 今さらなことを言うようだが、創作物における男装ヒロインは枚挙に暇がない。ゲームに限っても「ときめきメモリアル」の伊集院レイや「龍虎の拳」のキングは誰でもすぐ名前を挙げられるだろうし、古いところでは「メトロイド」のサムス・アランもそれに含めていいだろう。 厳密には男装ではないものの、「がんばれゴエモン2」のエビス丸もエンディングで実は女だということが明らかになるキャラだった。
劇中、回復ポイントである風呂屋で女湯に入ると、エビス丸だけ湯船に浸かって回復できるのだが(ゴエモンは桶をぶつけられて体力ダウン)、その謎がこのエンディングで解けた…と言えなくもない。 ちなみに男湯に入ると、エビス丸は三助をさせられて体力ダウン。どちらかが必ず損をするのがこのゲームの戦慄すべき点だ。 前置きが長くなったが、今回は「男装の麗人萌え」の話である。 今まで言う機会がなかったが、数ある萌え属性――ツンデレ、ドジっ娘、メイド、姉、妹、etc…――の中で管理人が一番好きなのが男装の麗人だったりする。これを自覚したのは小学校低学年くらいの時だったので、もはや持病といってもいいレベルだ。 で、今回改めて男装の麗人について書こうと思ったきっかけがこちら↓
639 名無したん(;´Д`)ハァハァ :2009/10/12(月) 09:01:57 ID:SczUyNcp 俺は、どちらかと言えば、男装の麗人の方が好きだが、 言いたいことはよくわかる。 つまり、ボーイッシュ好きも男装好きも勝気な女の子がデレる瞬間に醍醐味があるのだ。 ・男言葉喋ったり、活発で勝気な女の子が肝試しの時に男の腕にしがみついたり ・普段強気なくせにエッチに免疫がなくて、真っ赤な顔してにゃんにゃん鳴いて可愛くなったり ・人目のないところでは、ベタベタ甘えてきたり ・腕力で男に負けるのが悔しいけど、主人公を頼もしく思い頼ったりする ・つっぱって男っぽくしていても、乙女心に勝てずに戸惑ったり ・普段涙なんか見せないくせに惚れた男の胸でワンワン泣いたりする「ばか、ばかぁっ!!」 て言うシチュエーションが欲しいんだろ? ――アルファルファモザイク「俺は、どちらかと言えば、男装の麗人の方が好きだ」より抜粋
以下コメント欄。
1002 学名ナナシ :2009年10月22日 08:38 ID:HRZIE9YiO こいつは何もわかってない。 少なくとも宝塚見てから出直してほしい。 1003 :2009年10月22日 08:42 ID:MF.WMS9yO 伊集院レイ一択 1004 学名ナナシ :2009年10月22日 08:44 ID:Cx0.pN.7O 一人称はボク(カタカナ)でお願いします 1006 学名ななし :2009年10月22日 08:48 ID:Ls4v25qF0 ただのギャップ萌えはボーイッシュ好きにあらず 1008 学名ななし :2009年10月22日 08:52 ID:2XXb0Vdh0 デレたら台無しだろうが 1009 学名ななし :2009年10月22日 09:02 ID:q29.eMdm0 でも俺女は却下 1013 学名ナナシ :2009年10月22日 09:16 ID:O9hqtYfs0 伊集院レイは正直ない 1015 学名ナナシ :2009年10月22日 09:21 ID:jtlbFgiz0 素で男装しているか、止むを得ず男装しているかでも違うな 後者の場合、プライベートに可愛らしい服で登場するというシチュエーションがある 1016 学名ななし :2009年10月22日 09:23 ID:TvlrJeRr0 ボクっ子や俺女とはカテゴリが違う むしろ相反する 1028 . :2009年10月22日 10:06 ID:T7yztqRLO 理想を壊して悪いが、現実の男装麗人はTシャツ、ジーパン、スニーカー、パーカー羽織って、 焼き鳥むしりながら生中二杯飲んで、オバサンと自宅マンションに代行呼んで2500円の所を 2000円に値切って帰るんだぜ。 1029 名無し :2009年10月22日 10:19 ID:zOVYFfk1O ※1028 それは「男装」ではあっても「麗人」ではない
女装美少年というたわけた倒錯嗜好が幅をきかせる中、男装ヒロインについて熱く語る人がこれだけいたことに安堵を感じた。 男装ヒロインはいいよねー。いろいろ萌えるし、ちゃんと女の子だからその気になればエロ方面にも展開できるからね。 「は? 女装美少年でも普通にエロ妄想できますけど?」 という方々は申し訳ないが今回はお引き取り頂きたい。 こうしてみると、一口に男装の麗人萌えとはいってもその嗜好は様々だ。オスカル様的クール美女を思い浮かべる人もいれば、ボーイッシュ少女の延長線でとらえる人もいる。管理人としてはどっちもアリというか、可愛ければなんでもいい。 節操がないと思うかもしれないが、管理人の考える男装ヒロインの魅力はその「存在の危うさ」にある。周囲を欺く男装という「殻」に身を包んでいても、その中には変えられない「女」の部分があるという危ういバランスこそ萌えの源泉ではないだろうか。 その殻が凛々しい美青年であっても中性的な美少年であっても基本的構造は変わらない。ボーイッシュかオスカルかというのは味付けの違いであり、それぞれの良さがある。 そして、この危うさはそのままドラマに直結する。例えばヒロインが男装して男の中に混じる場合、正体を知られてはいけないという緊迫感があるし、またその中にあってある男性に恋をした場合、その想いを知られてはいけない、でも知ってほしいという葛藤も出てくる。 その葛藤が萌えを生むし、あるいは本人が意図しない女らしい仕草などによって周囲が振り回されたりするのも、男装ヒロインならではの魅力である。 それと、あれだ。単純に「殻」とはいっても男装そのものに倒錯的な美しさを感じるのも確かだ。だってホラ…いいじゃん。カッコいい感じの美女がダークスーツに身を固めてたりとか、女の子がガクラン着てたりとか、越中ふんどししめてたりとか。あ、ごめん最後のは無しで。ちょっとピュアじゃない発言だった。 半端でなく歴史のあるジャンルだけに語り尽くされた感もあるが、同時に普遍的なテーマだともいえる。最近でもヤングジャンプで連載中の「ノノノノ」は本来女子種目のないスポーツにヒロインが男装して挑むという、スポ根路線における正統派男装ヒロインものを踏襲している。 ちょっと前のものだと、ドラマ化もされた少女漫画「花ざかりの君たちへ」もヒロインが好きな男を追って男装して男子高へ入学するというとち狂っ…失礼、乙女の情熱あふれる話だった。 だが惜しいことに、これをメインに据えたラブコメってあんまりないんだよな。 サブキャラとしての登場ならたまに見かけるが、メインヒロインとしてはあまり思いつかない。「花ざかりの〜」は恋愛メインだが、恋人役の男が序盤から男装の秘密を知っている時点で、個人的には残念な出来と言わざるを得ない。 そんなわけで「男装ヒロインラブコメ」は不作ぎみなのだが、そんな中で(かなり変化球ながら)管理人お気に入りのものがある。ご存知の人も多いと思うが、3年前に2chVIP板に立てられた「新ジャンル」シリーズのひとつ、「新ジャンル:実は女だった内気な奴」だ。
全然新ジャンルじゃねーじゃん、と突っ込みたくはなるものの、数々のSSの中には男装ヒロインならではの萌えシチュエーションが網羅されており、なかなかに充実の出来映えだった。 管理人がこれを知ったのはスレが終了した翌年だったのだが、リアルタイムで参加したかったと悔やむことしきりである。 SSとか読んでると絵にしたい場面とかシチュエーションとかいろいろあるんだけどなー。しょうがないのでキャラ紹介も兼ねてここでちょっと描いてみることにする。
いくつか傑作があるが、この「柔道編」などはとても良かった。あとエロ系(?)だとここの上から3番目、「罰ゲームの話」が秀逸。 インディアンポーカーの罰ゲームで、[俺]に「悶絶するまで電気あんま」されることになった[内気]の苦悩がじっくりねっとり描きこまれている。 “好きな人の前で他人に辱められるのと、 他人の前で好きな人に辱められるのではどちらがいいか” 電気あんまでここまでエロくできるのは流石というしかない。 そんなわけでこの「実は女だった内気な奴」シリーズはお気に入りなので、いずれいくつか絵にしてギャラリーに出したいと思っている。 問題は、そう思いながらすでに2年が経過していること。一体いつになればカタチになるやら、管理人自身にもとんと見当がつかない。手付かずの宿題多すぎ。 追記: 余談だが、管理人はFF5の発売直後に友人から「ファリスは女」とネタバレされた経験があり、そのショックは今も鮮明に覚えている。仮にガラフが死ぬことをネタバレされたとしてもあれほどの衝撃は感じなかったに違いない。 管理人はあまり根に持つタイプではないのだが、この件に関してはいずれ復讐してやろうと考えている。 果たして味之介は正常なのだろうか。 17年も前の出来事におう吐をもよおすようなこの執念 え? やだなー正常ですよ。ほんのチョっとばかり「男装の麗人」キャラに思い入れが強いってだけのことで。ウフフフ(←生魚を貪り食いながら)