07.07/18 お知らせ






 ゲーム展覧会・E3も終わったねぇ。
 色々なゲームが出てきたが、管理人としては「CALL OF DUTY4」に激しく心を揺さぶられた。 第2次世界大戦モノのFPSとして名を上げたCODシリーズが、現代に舞台を移した最新作。 しかも製作は「2」と同じところと聞いちゃあワクワクせずにはいられない。
 このプレイムービーとかもうね。  嵐の中、ブラックホークでタンカー(?)を強襲とか、味方のヘリが艦橋をミニガン掃射したりとか、 現代モノならではのシチュエーションがたまらない。
 (E3チェックしてなかったという人はこっちの動画を参照→

 と、いつもの調子の管理人ではあるが、銃声と爆発音が鳴りやまぬ戦争ゲーにしか興味がないわけではない。 ちょうど先日、大正浪漫あふれるFLASHゲームを知ったので、今回はその話をしようと思う。
 由緒正しい華族の家を舞台に、そこに生きる貴婦人たちの確執と憎悪を描いたゲームだ。




「薔薇と椿」



 平民の生まれながら華族の名家である椿小路家に嫁いだ玲子。しかし愛する夫・俊介に先立たれた時から 椿小路家の人間は彼女への蔑みをあらわにし、執拗ないびりを行うようになる。
 玲子は亡夫から授かった薔薇を胸に、義姉や姑と戦うことを決意した。

 美しくも苛烈な女の戦いが始まる――







殴り合いで。



 見ての通り、椿小路家の女たちをタイマン勝負で叩きのめすアクションゲームだ。

 …さすがに良家の貴婦人、握りコブシでぽかぽかやるような野蛮なマネはせず、女性らしく平手打ちの応酬である。 とはいえ互いに足を止め、小細工抜きにブン殴り合う画は結構衝撃的だ。
 この奥様がたの背中にあるファスナーを下げると、中からインファイター型のボクサーがまろび出てくるんではないかと思わずにはいられない。

 ゲーム的には殴り→回避を繰り返すシンプルなものだが、制限内なら何度でも攻撃可能な反面、操作をミスると反撃を喰らうようになっており、 なかなかに熱い。
 先に進むほど「強そうな」ご婦人が登場するのもアクションゲームとしてまことに正しく、好感が持てる。 中には「オマエそれ平手っつうか掌底だろ!」とか、「いや…その、お前…なんか違くね?」と言いたくなるようなヤツもいるが。

 ゲームそのものはリンク先で実際にやっていただくとして―― よくもこんなブッ飛んだシチュエーションを考えたものだと管理人は戦慄した。 このアイデアだけでもう負けた気分がする。幕間の会話も旧仮名使いで大正時代っぽくまとめられており、 このゲーム独特のジョーク的雰囲気が出ていて実に良い。一本どころか3本ストレートに取られてKО負けの気分だ。

 それに加え、このゲームの主役である椿小路玲子――玲子さんと呼ばせていただこう――が素晴らしい。
「平民でありながら華族の家に嫁ぐが、夫に先立たれ一族の中で孤立する」 という役どころに相応しい薄幸のオーラをまとっているが、その実とてもたくましい。
 義姉たちに「下民の生まれ」と蔑まれつつも「下民の女は打たれ強いのです」と言い放つその視線の奥には、 耐えてばかりではない女の強さが宿る。





「此の家全ての相続権は私にある筈です。

 無くても力づくで椿小路家を私のものにしてみせます



 玲子さんそのセリフ悪役っぽくねぇ!? ってかコレいじめからの脱却じゃなくて下克上だよね!?
 冷静に考えて、夫・俊介の死によりくびきから解き放たれたのは、義姉や姑ではなく玲子さん自身じゃあねぇのかと思わずにはいられない。



 というわけで、今日は管理人が和洋折衷の大正文化を愛する紳士であることをアピールしてみた。
 それにしてもあれだね。このゲーム、どことなくファミコンの「マイクタイソン・パンチアウト」を彷彿とさせる。 そっちといっしょにWiiに移植したら面白いものに仕上がるんじゃないかと思った。
 新世代の和風バイオレンス・アクションとしてかなりウケると思うぞ。Wii版「MAN HUNT」のローカライズが無理ならせめてこっちを。


追記:
 今(07/20・21:40)気がついたのだがこのゲーム、海外の動画サイト「Gametrailers.com」 でも紹介されていた→
 これまでFLASHゲームのムービーはあまり載らなかったように思うが、あっちの連中にも琴線に触れる何かがあったのだろうか。



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