07.08/28 お知らせ







あの新兵はまだうまく飛べないけど

いつかは風を切って知る

届かない場所がまだ遠くにある

願いだけ秘めて見つめてる




 「戦火はどこまでも続いていく。敵兵が待つ、その大気の下で」――。

 一般人気取ってるやつらは色々言うけどさぁ、やっぱり「AIR」はいいよね。 思えば管理人がこの手のゲームにはまるきっかけになったのもこのシリーズだったし。 ビジュアル的には絶賛するようなもんでもないけど、曲の美しさは類似のゲームとはちょっと違う格調みたいなもんがある。
 今作はこれまでと方向性を変えて思いきり自由度重視のものになっているが、 CALL OF DUTYシリーズと差別化がはかれてちょうどいいと思うし、よいものに仕上がっていることを期待したい。
 …何の話かって? だからAIRだよ。
 空を見上げる方のAIRじゃなくて、飛び降りる方のAIRだけど。

 意味が分からないとおっしゃる?

 コノヤローうちでAIRつったらAIRBORNEに決まってるじゃねぇか!!






MEDAL OF HONOR AIRBORNE




 第2次世界大戦FPS「メダルオブオナー・エアボーン」(以下MOH:AB)の体験版が360にお目見えですよ!
 今回はアメリカ空挺師団・ボイト・トラヴァーズ上等兵を主人公にすえ、「シチリア島上陸作戦」「マーケット・ガーデン作戦」など、 空挺降下が行われた戦いを舞台にナチス・ドイツと銃火を交えることになる。
 対空砲火を浴びて火を噴く輸送機から飛び出し、1000フィートもの上空から地獄の釜となった戦場へ降下する―――鷲は舞い降りた!(それはドイツ側だ)

「畜生COD4はまだかよ!? 早く出せよ!ホントはもうあんだろ!?
 勿体つけてねぇで出せ! 出せよコラァ!」


 などと脂汗を流しつつ血走った目でゲーム屋の店員に詰め寄っていた戦闘中毒者どもにはちょうどよい鎮静剤になったことだろう。 (お前はFPSのネガキャンをしたいのか?)
 いやぁ、体験版が近日配信になるのは知っていたけど、 日本のマーケットプレイスにも来るとは思ってなかったので嬉しい誤算である。

 もともと管理人はこのシリーズには思い入れが強い。初めてプレイしたFPSはNINTENDO64の「007ゴールデンアイ」だが、 「FPS」の単語を脳髄に焼き付け、本格的に洋ゲーに走らせるきっかけとなったのは 「メダルオブオナー・アライドアサルト」(シリーズの第1作)だった。 モニターにかじりつくようにしてスナイパーの姿を探した記憶は今も鮮やかに思い出せる。 それだけにMOHが次世代機で遊べるようになったのは感慨深い。

 とはいえ、このMOH:ABはこれまでのシリーズから大胆な方向転換を行っている。 それがタイトルにもあるエアボーン(パラシュート降下)で、ステージ内にある程度自由に降りることができ、 開戦地点と目標までのルートを自分で決めることができるようになった。 これまでの一本道のゲーム展開とは打って変わって、かなり自由度が高くなっている。
 管理人は一本道のゲームが自由度優先のゲームより劣っているとは思わないが、 この路線変更はかなり期待している。後発のCODシリーズが次世代機で2作を出している今、 はっきり分かるレベルで差別化をはかる意味は大きいし、 空挺降下という要素をうまくゲーム的に盛り込んでいるのも好印象だ。

 早速やってみたが、屋根の上に降りてそこから狙撃しまくるのはかなり楽しい。 なんとかと煙は高いところが好き…というわけではないが、これまでにない高低差の攻防が結構楽しいのよ。 上から敵兵を狙い撃ちにし、こっちに気づかれたらホホホ捕まえて御覧なさい! と屋根をバタバタ走って遁走。調子に乗って、ダッシュして隣の建物にジャーンプ! →失敗して転落→敵の真ん中に落ちてタコ殴りとかもよくあるけど。 また、いきなり撃破目標の真上に降下→魂斗羅参上! ヒャッハ――!→タコ殴りとかね。

 ああ、貴方は馬鹿なんですねという目で見るな。

 セオリーとしては味方のすぐ近くに降り、団体行動を取った方がいいかなと思う。 今回は味方兵士もAIで独自に戦闘しており、CODばりの共闘感が味わえるのが熱い。 でも、単独行動で好き勝手に戦うのも捨てがたい。どっちを選んでもイケるのがMOH:ABの楽しさだろう。

 第2次世界大戦ゲーでもうひとつ。MOH:ABのちょい前に「BLAZING ANGELS2」の体験版も日本語タグに来ていた。 洋ゲー版エースコンバットとでも呼ぶべきゲームで、当時のレシプロ機を駆って空戦するフライトシューティングゲーム。
 こちらもやってみたら、いきなり「ホルテン」が使えてひっくり返りそうになった。

 ホルテン(Ho229)とは戦時中にドイツが開発した全翼型爆撃機。 エースコンバットにもしょっちゅう登場する「B-2」というエイの化け物みたいな戦略爆撃機があるが、 それとよく似たフォルムの機体である。
 ホルテンは1944年に初飛行に成功したものの、結局実戦に出る前にドイツが敗北。実験段階で終わったが、 半世紀以上後に生まれた「B-2」の設計思想をかなり先取りしていたと言える。
 この機体、メダルオブオナーシリーズのPS2版「史上最大の戦い」終盤に登場するのだが、 その場違いなまでに未来的なフォルムに、当時管理人は「なんだこりゃ架空の戦闘機か? 変な所でオリジナル要素入れんでも…」と思ったくらいだ。
 後で実在の機体と知り、ドイツの科学力におののいたものである。

※後で確認してみたところ、BLAZING ANGELS2のやつは機体番号は「Ho229」じゃなかったので、どうもホルテンではなく別バージョンらしい。翼に星のマークがあるあたり、架空戦記のノリなのかも




 こういった軍事知識は知れば知るほど面白いが、いきなり硬い専門書を読むのはさすがに敷居が高い。 そこで管理人お勧めのテキストを2つほど紹介しよう。
 まず最初は管理人の師の一人である鬼首毒虫さんのサイト「深夜プラスONE」内にある、軍ネタ解説編。

解説編―――やってみてスゲえ後悔しました。


 ドイツを中心に各種兵器・人物などを解説。美少女ゲーマーを自認する毒虫さん (残念ながらご本人が美少女というわけではない)ならではの砕けた解説がとても読みやすい。 ご本人は「軍オタじゃないです」と謙遜するが、 管理人のようにゲームでしか軍事に触れていない人間からすればどれも興味深く、読んでいて面白い。
 なお、総統アドルフ・ヒトラーが「ごちょうタン」の名でワガママ美少女扱いされているので要脳内補正。 管理人はめんどいのでそのまま幼女言葉でしゃべるヒトラーを思い浮かべているが。


 続いては2ch軍事板「信じられないが、本当だ」スレのまとめサイト。ながらく更新が停止していたが、 今年の夏ごろに開した模様。

☆信じられないが、本当だ


 これはマジで時間を忘れる。 言うなれば軍事関連のトリビア集で、 にわかには信じられないような珍事件や驚きの出来事などを集めている。
 思わず笑ってしまう話、感心する話、ちょっと泣ける話、悲惨な話など実に様々で、 適当に拾い読みするつもりで読んでいくと1時間くらいあっという間にたつ。 興味を持ったものをWikipediaで調べていったりすると、半日くらいは時計の針の向こう側へ消えてしまうだろう。
 しかもこれ、読んでいくうちにドイツ、イギリス、ロシアなど諸外国に親近感が湧いてくる。 戦争という極限状態にあってなお失われない人種の業―― 戦争中でもティータイムを忘れないイギリス軍、砂漠でパスタを茹でて水不足になるイタリア軍、 ウォッカがなくては始まらないロシア軍など――はなんともマヌケで、コイツらもアホなとこあるんだなと思わされる。


 ずいぶん長くなったが、最後に「☆信じられないが、本当だ」からエアボーンに関連したネタを紹介しておく。 エアボーンことパラシュート降下作戦を最初に行ったのは旧ソ連なのだが、 ウォッカ野郎のアバウトさがよく分かる話。



ロシア・ソ連編 戦前戦中

1 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2000/10/03(火) 09:36

  大戦中のソ連軍で、「積雪してるから大丈夫だろう」と、
  パラシュート無しで空挺降下。いきなり全滅。


2 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2000/10/03(火) 09:44
  出典を明らかにしよう

4 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2000/10/03(火) 11:00
  >>2
  えーっと、「世界の駄っ作機」に記述があったような。原典は不明。
  これは俺も他でも聞いたことあるんで本当だと思う。だけどなんらかの
  資料の名前が明らかになればありがたい。

7 名前:七氏 [] 投稿日:2000/10/03(火) 12:43
  英軍の爆撃機(ランカスター?)の尾部銃座から
  放り出されたものの、雪の積もった針葉樹林のおかげで
  無傷で助かった人の話を聞いたことがある。

17 名前:>1 [] 投稿日:2000/10/03(火) 19:23
  ソ連では,コンテナに藁を詰めれば衝撃吸収材の代わりになるという
  仮定のもと,その中に乗員を乗せて輸送機から投下した,という実験を
  したことがあるらしい。
  乗員は無事だったのだろうか。

18 名前:>17 [] 投稿日:2000/10/03(火) 19:31
  そーゆー実験の前にライカ犬かなにかを使って実験しないんですかね。



 どのくらいの高さから飛んだかによっても変わるんだろうが…悲惨な話である。 「メダルオブオナー・エアボーン」主人公が米軍兵士であることに安堵を覚えずにはいられんね。


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