08.03/17 その39 「MADNESS COMBAT」をゲーム化してくれ。







 「幸せ(はぴねす)、足りてる?」というフレーズがある。
 「はぴねす」というエロゲーのキャッチコピーなのだが、この手の問いかける系のフレーズは妙に頭に残る。 なんでもそのゲームの人気投票では、並みいるヒロインを抑えて女装のカマ野郎が一位をとったそうだが、 それはどうでもいい。
 というわけで今回はエロゲーの話…というわけではもちろんなく、 ハッピーという単語つながりで 「Happy Tree Friends」に関連したアニメの話題である。

 世間よりワンテンポ遅れたこのサイトのこと、 例によって古い話題だが「Happy Tree Friends」がPC及びXboxライブアーケード(XBLA) でゲーム化するという。

ホントに発売できるの!? 『Happy Tree Friends False Alarm』スクリーンショット


 リンク先を見てもらえば分かるように 「Happy Tree Friends(以下HTF)」とは海外のFLASHアニメで、 メルヘン的なキャラクターが(明るい雰囲気の中で)容赦なく惨殺されていくグロテスクなアニメである。
 2chのFLASH板にもスレがあり、そこでは「ほのぼのスナッフ」と紹介されている (スナッフフィルムは実録殺人ビデオを意味する)。


 当サイトはこのHTFを猛烈にプッシュ…はしない。というか管理人は基本的にスプラッターが苦手なので、 HTFもちょいと遠慮したいジャンルなのだ。
 今回この作品のゲーム化を知り、管理人は少なからず悔しさを感じずにはいられなかった。 「“あの作品”を差し置いてなぜHTFなんだ」と。 HTFとは方向性が違うけど、もっとゲーム化しやすいFLASH作品があるではないか。 とびっきりMADNESSでVIOLENCEでCHAOSでMAYHEMな萌えアニメが!


 「MADNESS COMBAT」をゲーム化してくれよ!







「Madness Combat5:Depredation」より









「マッドネス、足りてる?」



 MADNESS COMBAT(以下MC)は同じく海外のFLASHアニメ。 数年前のFLASH全盛期を知る人ならご存知だと思うが、延々殺し合いが続く残酷かつ暴力的なアニメである。
 キャラクターのデザインはいずれも布製の人形のようにシンプルだが、撃ったり斬ったりすれば血が出るし、 時には心臓を抜き出されたり、断面から脳が見えたりもする。 悪趣味だと言われればその通りでございますとしか言えないが、 管理人はこの作品がとても好きだったりする。

「HTFとどこか違うんだよ…なんであれは駄目でこっちはOKなんだよ…」

 と思われるかもしれないが、MCは「バイオレンスアクション」であるという点が決定的に違う。 …違うんだよ! 管理人の中ではすんごい違う!!


 この作品もHTFと同じく明確なストーリーと呼べるものはない。 主人公・ハンクはネバダ州のどこかにある建物に乗り込み、各種銃器や刃物・鈍器、 その他あらゆる武器を駆使してそこにいる(いずれも武装した)人間を殺戮していく。 内容といえばそれだけだ。
 ただひたすらに敵を銃弾で蜂の巣にし、 斧を頭蓋に叩き込み、時には首を引きちぎってそれを武器に殴り倒す。 床、壁、時には天井まで飛び散る鮮血がモノクロームの世界を赤く染めていく。

 HTFほどではないと思うが、これも人によってはドン引き間違いなしの代物であろう。 それは否定しない。この手の物を好む人間といえばホラー・スプラッター愛好家か、 反モラル的なものに憧れを感じる中学生、 そして管理人のような三度の飯よりバイオレンスアクションが好きという困り者と相場が決まっている。
 ただ、管理人と似た嗜好の人なら気に入る可能性はある。 2008年3月現在、MCは8つのエピソードが発表されているが、 回を重ねるごとにアクションムービーとしての質が上がっており、 アクション好きを毎回飽きさせないつくりになっている。銃器の描写が妙に細かいのもポイント高い。

 明確なストーリーはないと書いたが、主人公であるハンク、イエス・キリストを思わせる風貌のセイバー、 道化師の姿をしたクラウンといったレギュラーキャラに関わるバックストーリーは存在するようだ。
 彼らは毎回手を変え品を変えて戦い、そして死ぬ。主人公であるハンクも最後には大抵死ぬ。 そして次のエピソードでは蘇生し(文字通りの意味で)、 またネバダのどこかで殺し合いに身を投じる。それがずっと繰り返される。

 生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
 死に死に死に死に死んで死の終わりに冥し


 という空海の言葉がある。幾度生まれ変わろうと人はその生の意味を知らず、 何度死を経てもその先にあるものを知らない。そういう無常感を説いた言葉だが、 MCに登場するロクデナシどもはそういった悩みとは無縁に思える。
 戦って戦って戦って殺して殺して殺して死んで死んで死んで死んでなお終わらない世界で、 何の後悔も(NO REGRET)何の呵責も(NO REMORSE) 殺し合う理由すら求めず(NO REASON) ただ狂気と暴力に身を任せるONLY MADNESS
 等活地獄の釜の底で、呼吸するように殺し合う亡者達の終わりなき戦闘の監獄。

 …まぁ、どう考えても一般受けはしないわな。ただ、バイオレンスアクションという性格上、 ごく普通にアクションゲーム化できると思うのだ。 「マッドネス無双」として宣伝すれば一般層にも受け…ないかな? いやでもゾンビ無双こと 「デッドライジング」は受けたんだから大丈夫! 絶対いけるに違いない! 多分。管理人は責任持てないけど。


追記:
 検索すればFLASHを紹介しているサイトさんがいくつかあるが、 YOUTUBEで見ようという人にアドバイス。andrewtran13という投稿者の動画が音のズレもないのでお勧め。 言うまでもないが、血みどろのバイオレンスが苦手な人には全くお勧めできない。 そういうアクションが好きな人、ブラックジョークとして笑い飛ばせる人、 そして映画「VERSUS」が好きな人にお勧めだ。
 HTFは…とりあえず当サイトの方向性とは無関係だとだけ言っておく。

追記2:
 ちなみに今回文中で使った「NO REGRET」「NO REMORSE」「NO REASON」「ONLY MADNESS」 のフレーズは4作目「Madness Combat 4: Apotheosis」冒頭のシーンから取っている。 音楽とアクションのマッチ具合が素晴らしく、ファンの中でも特に人気の高い一作だ。




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