09.05/24 その81 タイ製ギャルゲー「Re Angel」感想。ポニテを大切に。






 最近、なんだかギャルゲーが熱い。
 360は期待の暗黒街ギャルゲー「ドリームクラブ」の話題で持ち切りだし、DSではコナミの「ときメモ以来の本気」と言われる「ラブプラス」が控えている。PS2では「アマガミ」の人気が根強い。
 なんでもこのアマガミ、ゲーム中で出入りできる場所に「ポンプ小屋」というのがあり、ヒロインをそこに連れ込んでポンプアクションができるとかなんとか。
 いろんなサイトさんでアマガミのプレイ日記(通称:養豚日記)やらイラストやらを見ていると、戦争以外にすることのない己のゲームライフに荒んだものを感じることがなくもない。

 ふん…。いいさ、別に。この金塊箱のある小さな空き家が俺のポンプ小屋だよ。今日もDEF側工兵でショットガン片手に金塊防衛さ。セミオートなんて邪道だよ。ショットガンならポンプアクション式に限るよ(←うつろな目でBFBCをプレイしつつ)


 そんなゴチャゴチャ言うならアマガミ買えよって感じではあるが、管理人のPS2は「アーバンカオス」をセットしてトレイ開口部を溶接した専用マシン(暴徒鎮圧仕様)にしちゃったんだよなぁアハハ。いや、もちろん冗談ですよ。BLACKもGod of Warも現役なんだから専用機にするのはまだ早い。
 
 そんな管理人ではあるが、ここ数日はずっとギャルゲーやってました。
 ムエタイと寝仏像の国・タイのギャルゲー「Re Angel」。オーソドックスなビジュアルノベルながら、立ち絵がやたら動きまくるということで話題になっていたやつだ。
 公式サイトで体験版が配布されていたので、さっそくやってみた。タイ語は分かんねぇけどな。





公式サイト「Studio GU」




 もともとタイは日本の漫画文化が身近な国らしく、同人誌即売会なども行われているそうだ。それを受けてか、この「Re Angel」も日本のビジュアルノベルの様式を踏襲したものとなっている。キャラの造形も日本のそれと比べてほとんど違和感がない。
 キャラの名前はタイ風のようだが、舞台もタイなのかどうかはよく分らない。街中の看板にはタイ語らしきものが見えるが、トゥクトゥクが走っているわけではないし、はるか遠くに軌道エレベーターみたいな構造物が霞んで見えるあたり、微妙にSFチックな世界観なのかもしれない。



 主人公をはじめヒロインは学生らしく、見慣れた雰囲気のラブコメシチュエーションが展開される。よく日本のギャルゲーを研究している…というか、テンプレを忠実に守っているという感じがする。




 冒頭の1シーン。メインヒロインと思しきキャラが寝ぼすけ主人公を起こしにくるところから始まる。ラブコメ基本シチュエーションのひとつ「おはようマイラバー」だ。
 日本の作品ならこの後フトン引っぺがし→朝勃ち目撃の「ライジング・サン」へと繋ぐ所だが、このゲームの制作元であるStudi Guによれば「タイでは性的な商品を製造・販売することは法律違反」にあたるらしいので、自重したのかもしれない。メインヒロインはやたらと巨乳を強調しているが、それがギリギリのラインなのだろう。




 こんな感じ。OPムービーの通りに絵はよく動く。「前屈みになって覗き込む」「胸元に手をやる」という動作がちゃんと動きで処理されているのは、日本のギャルゲではあまり見なくなった演出だけに新鮮だ。
 さすがにフルアニメーションというわけではなく、立ち絵の切り替えで処理されている部分も少なくないが、一枚絵のイベントCGまで目パチ口パクを付けているこだわりは評価に値するだろう。
 あと、ctlキーで文章のスキップ可。なるほど、分かってるじゃねぇか…と思いきやメッセージスピードは変えられない模様。ちと惜しいな。繰り返しプレイを考慮するならアニメーションのON/OFFも欲しいところだろう。



 で、メインヒロインと2人仲良く登校し、授業を受けると新キャラ登場。




 授業終了後に唐突に現れるあたり、主人公のクラスメートだろうか。活発な印象を与えるキャラだが、その後の主人公との会話でも、ムッとした顔を見せたり細腕を振り上げて怒りを表現したりと、見た目通りのツンデレ要員なのは間違いない。
 公式サイトのキャラ紹介によると、名前は「Kanlaya(カンラヤ)」というらしい。耳なれない響きだが、あっちでは一般的な女性名なのか? と検索してみたら、同名の女性がでてきた。




ダラー・カンラヤ女史


 名前というか姓みたいだね。
 Wikipediaを始め、タイ人の名前に関して解説したサイトさんを見てみたが、タイでは人を名字で呼ぶことはあまりないらしく、名前あるいはあだ名を使うのが一般的らしい。上の巨乳ヒロインの名前は「Fa」となっているが、これがそうだろう。


 …この調子で体験版の4日間をおっかけているとキリがないので簡単に流れを説明すると、

・翌日土曜日、メインヒロインとカンラヤの3人でお買い物
 ↓
・主人公の腕に抱きついて甘えるメインヒロイン。当然面白くないカンラヤ。
 ↓
・日曜、迷い豚(?)をホウキらしきもので追い回すメインヒロイン。
 手元が狂い主人公に直撃。その後、膝枕イベント
 ↓
・月曜、あいもかわらず学校でいちゃついてくるメインヒロイン。
 学食らしき場所で「あい、あーん」イベントあり。
 ↓
・イラつくカンラヤ、主人公に暴力行為を働くこと数回。



 ↓
・これに腹を立てたメインヒロイン、カンラヤを難詰。険悪な雰囲気に。
 ↓
・ついにキレたか、パンチを繰り出すカンラヤ。しかしその拳はメインヒロインの背後に迫っていた迷い豚(?)にヒット。気を呑まれた態のメインヒロイン。静かににらみつけるカンラヤ。





 …という感じで終わる。非常にシュールながら熾烈な女の戦いが予想されるラストだった。

 とりあえずまとめとしては、全体的に90年代っぽい。絵の素人っぽさもそうだし、立ち絵のアニメーションという実験的な試みもそうだ。ゲームシステムは今風のビジュアルノベルながら、ギャルゲーというジャンルが新たな方向性を模索していたあの時代をどこかに感じさせる。
 できることなら、単なる日本の後追いではなく独自路線を開拓してもらえればと思う。具体的には…ムエタイ戦士を出すとか。

 いや、わかってますよ! 「スシ、フジヤマ、ゲイシャー」とか言ってる外国人と同レベルの発言だってことは!
 でもムエタイ、いいじゃん! 皆も「マッハ!!!!!!!」みて興奮したでしょ? じゃあそれをギャルゲーに持ち込ん…

 ごめん興奮しすぎた。例のごとく「いっそバイオレンスアクションに」とか言いそうになったので軌道修正しよう。
 とりあえずムエタイ使いのキャラは欲しいなと。日本でも「ムエタイ使いの女性キャラ」なんて龍虎の拳のキングくらいしかいないし、狙い目だと思うんだがなぁ。結構サマになると思うんだけど。コレとか↓


チョコレート・ファイター



 1:17あたりで主人公が繰り出している「相手の太ももを踏み台にしての蹴り」は古式ムエタイの技らしい。膝蹴りバージョンもあるようで、こちらはトニー・ジャーが「トム・ヤン・クン!」で使っていた。
 つまりヒロインにこれで突っ込みをさせれば、ごく自然にパンチラの演出もできるという寸法だ。…タイ的にパンチラがオッケーならばの話だが。
 あ、じゃあ主人公がムエタイ使いでもいいよ! あの日本のギャルゲそのまんまな青びょうたんじゃなくて、サガットみたいな(略)



 OK、じゃあ次はキャラクターの総括いこうか。

 カンラヤが可愛い。以上。

 ポニーテールに眼鏡、アホ毛、八重歯と特徴が多いため少々キャラ的に重く感じるものの、こころと変わる表情をみていると案外悪くない…というか結構いいじゃんと感じる。このゲームはどうやらボイスはないようだが、声が入れば大化けするポテンシャルを秘めていると思う。





 ミスマッチと思われたポニーテール+眼鏡ってのもそう悪いもんでもないな。
 日本の萌えカルチャーはツインテールばかりがでかい面をしているが、もっとポニーテールを大事にすべきだろう。
 「日本ポニーテール協会」ってのもあるくらいだし、もっと盛り上げて行こうぜ!



追記:
 このゲームを報じた、2ch萌えニュース+板の書き込みにこんなのが。


【海外】タイはじまったな――タイ生まれの美少女ゲーム「Re Angel」がなんかスゴい

273 :木久蔵 ◆KiKuZou/3w :2009/05/22(金) 00:34:36 ID:y4EjxXhv ?2BP(8169)
  >>269
  左端の子がちゃんとパッツン
  (たぶん日本人にしか通じないタイの女子学生の典型的な制服を指す言葉)
  なのが(゚∀゚)イイ!!



 なんのことだろうと思って「タイ ぱっつん」で検索したら出るわ出るわ。ていうかあの制服、ギャルゲのコスチュームにしては地味だと思っていたが、タイで普通に着用されてる制服なんだな。
 ただ、公式のギャラリーを見るとキャラごとに若干のアレンジがあるようで、メインヒロインのスカートはタイトミニ、カンラヤはプリーツスカート風になっている。
 結構いいね、こういうの。多少なりともその国の文化を感じられるってのは歓迎したい。できればムエタ(もういい)




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