2つの絵のうち、
「より自分が怒られているっぽく感じる」のがFPSである。風紀委員の女の子が竹刀を向けているのは画面手前にいるモヒカンなのか、それともモニターのこちら側にいる自分か。それが大きな違いだ。
どちらの方が
「竹刀なんか捨ててかかってこいよ!」的なパッションを喚起させるかは言うまでもないだろう。現在のギャルゲーがほぼ全て一人称視点なのも同様の理由だと思う。
ここからは余談だが、視点においてギャルゲーとの類似性がありながら「萌え要素」と絶望的に相性が悪いのもFPSである。
これは敵を萌えキャラにすれば解決するという問題ではない。基本的に銃撃戦主体であるため距離が離れがちで、また敵もこちらも障害物に隠れることが多く、互いの姿を目にするチャンスが少ないためだ。大袈裟に言えば敵の姿を見た時にはすでに自分か相手のどちらかは死んでいるのであり、単純にキャラを美少女に差し替えても効果は薄いと言わざるを得ない。
…と思ったが、FPSでありつつ敵のディテールを鑑賞できるシステムがあったじゃないか。FALLOUT3の疑似コマンドバトルシステム
「V.A.T.S.」がそれだ。このゲームはRPGなんでそのままFPSに採用するわけにはいかないだろうが、萌えFPSを作るヒントにはなりうると思う。
えーと…まず触覚を引っ張って怒らせて、すると竹刀を上段に振りかぶるだろうから、その時あらわになったヘソ(弱点)を狙って5.56mmNATO弾をブチ込ん…おっと運が良かったな。今日はAPが足りないみたいだ(帰れよ)。
追記:
FPSとTPSの混同の他に、照準を「標準」と書く間違いもちょくちょく見る。いくら日本が銃社会じゃないといってもこりゃあんまりだ。 …と思っていたのだが、
「昇順」というありえない誤表記をやらかしたメーカーが出てたので陰に隠れてしまった感がある。
どことは言わないけどさ。
…COD4:MW2はマジメにやれよ! いやその前に日本で出るのか? 一応2はコナミが、3はスパイクが販売した例があるけどさ。
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