06.08/15 THEメイド服と機関銃
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 ネタゲーの宝庫、SIMPLE2000シリーズから冥土もといメイドのゲームが発売された。その名も「THEメイド服と機関銃」
 若干お年を召した方ならピンと来ると思うが、元ネタは薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」だろう。パッケージイラストでメイド服を着た女の子(実はロボット)が機関銃を構えているが、このポーズ「セーラー服と〜」にほぼ同じものがあった。両方知っている人ならニヤリとできるパロディであろう。若者を置いてけぼりにしている感があるが。

 さて、肝心の内容は公式を見れば分かる通り、未来からやってきた戦闘アンドロイドがマシンガン(イスラエル製ガリルARではないかとの説あり)を手に「全時代征服」を企む悪の軍団とバリバリ戦うゲームである。立ちはだかるのは武装ロボット軍団、そして身体改造を施した戦闘サイボーグ!

 意図的に管理人好みな紹介をしたが、要は美少女メイドロボが過去へ戻り、若りしころのご主人様を守って戦うゲームだ。
 武装したメイドというのは結構いろんなところで見かけるが、そんなに需要があるのだろうか。管理人としては男が主人公で女の子を守って戦う、というシチュエーションの方がモチベーションが上がるのだが。このゲームに応用するなら、屈強な執事ロボ&お嬢様とか、屈強な庭師ロボ&奥方様とか…どうしてもメイドを使うなら、屈強なご主人様ロボ&メイドの女の子とか。いや、これはおかしいか。

 とはいえ、最近は「ショタ系美少年」というジャンルが勢力を伸ばしてきているので、ご主人様である美少年・マサキが「ヒロイン役」になっているのもその辺の需要を狙ったのだろう。



ご主人様・マサキ




 …と、長々書いてきたが、管理人はこの「メイド服と機関銃」をスルーしてこっちを買った。いや、同じ機関銃ゲーならこっちのが管理人にふさわしいと思ったんで。

 さておきこの「THE 歩兵」だが、「戦場の犬たち」という往年のカプコン名作STGを彷彿とさせるサブタイトルにみられるように、近年のアクションゲームではめっきり見られなくなった泥臭さが感じられて実に良い。毛並みのいい室内犬みたいなヒーローばかりもてはやされる昨今、貴重なゲームであるといえよう。

 で、今遊んでいる最中なのだが、ゲーム導入部の名前入力シーンだけで2000円のうち300円分くらいは元が取れたような気がする。
 新兵である主人公(プレイヤー)が上官から人格を否定されるような罵声を浴びせられるという、鬼軍曹映画『フルメタルジャケット』のパロディシーンから始まるのだが、そこで名前を名乗ると上官が勝手にアダ名をつけてくれ、セーブデータの名前もそのアダ名になるというイジメ仕様。公式の下のほうに例があげられているので、興味のある人は見てみるといい。
 この他にも、ゲームスタート時やコンティニュー時に響き渡る「Sir Yes Sir!!」の声など、その手のネタが好きな人なら結構気に入るかもしれない。

 管理人はまだちょっと触っただけなのだが、2chのスレは「そこそこ遊べる」という評価が出ている。上で述べた要素にニヤリと不健全な笑みを浮かべた人ならお勧めでき…るかな。いや、滅多なことは言わないでおこう。

 しかしアレだ。SIMPLEシリーズはぱっと見だとかなり面白そうなものが多いので困る。9月発売予定の「THE 日本特殊部隊」や、10月の「THE 逃亡プリズナー」「THE いただきライダー」など、ネタ抜きで面白そうなものが控えている。まあ、面白いゲームに仕上がる見込みが低いのはいつものことだが。
 そのうち「THE ダンジョンFPS」とか「ラブ★地下プロレス」とか出してくれんもんかなぁと管理人は淡い期待を抱いている。




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