それは超大国のイデオロギーが世界を塗り分け、「東」と「西」で国際社会が対立した時代。そして世界中の人間を吹っ飛ばせるだけの核兵器を糞の山のように積み上げ、その危ういバランスを「平和」と呼んだ時代でもある。
敵国からの核攻撃に核でもって報復する、相互確証破壊戦略(Mutual Assured Destruction)の略称が“MAD”となるのはあまりにも出来過ぎた――そして全く笑えない冗談ではあるが、世界の破滅がすぐ目の前にぶら下がっていたあの時代は、間違いなく人類史における一種の極限状況だったと言えるだろう。
そんな狂った時代をテーマにした、XBLAのアクションシューティング&シミュレーション「Toy Soldiers:Cold War」で絶賛ドンパチ中の管理人ですヒャッハァア!
ええ、やっぱり夏といえばドンパチですよ。紐水着のセクシー美女より弾帯を巻きつけた逞しいマッチョ兵士に血を熱くするのが正しいアクションゲーマーの有り様といえよう。よく考えたら俺のスケジュールって一年中ドンパチだったわっていうか最近マジでおっぱいより大胸筋の方が好きな気がして怖い。
とりあえずゲームについて説明すると「Toy Soldiers」はステージ内に砲台などを設置して敵の進撃を食い止めるタワーディフェンス型のSLGである。一作目は第一次世界大戦が舞台だったが、今作はその名の通り冷戦が舞台。登場する兵器も重機関銃から対戦車砲、榴弾砲はもとより戦車にヘリに戦闘機、はては核まで飛び出すド派手な大戦争が繰り広げられる。おもちゃ箱の中で。
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