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14.04/17 その205
Titanfall――どうしようもない僕にタイタンが落ちてきた






かふか @TitanFaaaaall! @kafka___
昨日のタイタンフォールもサイコーだったなぁ なにが良いかって、人によって持ってるロボットモノのイメージを無意識に投影しつつ遊んでるから「タイタンパーンチ!タイタンパーンチ!」とか言ってる隣で「オートタイタン頑張れ!助けてやる!」とか言ってたり、男の子の夢を体現してるよねぇ



 タイタンの耐久値が底をつきそうになったらさっさと乗り捨て、振り返りもせずトンズラする管理人はボトムズファンです。装甲騎兵とは鍛えられた肉体の更なる延長である(ヨラン・ペールゼン)――ただし代わりはいくらでもある。

 というわけで超話題のロボ&パルクールFPS『Titanfall』(360版)をプレイ中。
 なかなか楽しくてかなり熱くなってるよ。管理人の360が。どうやらパフォーマンスを限界まで引き出すためにかなり特殊なやり方をしているようで、取り込みできない仕様になっているらしい。ヘッドフォン付けてりゃ気にならないレベルだが、これからの季節ちょっと心配ではあるね。
 その甲斐あってかクオリティはかなり高い。さすがに60fpsは無理だったようだが、トレーラーで観た数々のシーンをそのまま再現できるクオリティは保っている。特に試合の終盤、火を噴いたタイタンが複数入り乱れるような状況でも処理落ちしないのは驚かされた。
 もともと本作が古いエンジンをベースに作られていることもあるだろうが、移植担当のBluepoint Gamesの技術力は本物だろう。どうせなら360版のBF4もここに作ってほしかったですね。

 さて、プレイ感想としてはやっぱり2段ジャンプ・壁走り・壁登りといった3次元機動の要素が気持ちいい。優れた操作性もさることながらマップ構成もそれらの機動を生かせるように作られており、動かしているだけで気分がハイになってくる。
 おかげでチームデスマッチやドミネーションなど、お馴染みのルールでもかなり雰囲気が変わる。



Kingjoejoeアメイジング @exit_joejoe
CoDのドミネ 「AC抑えたし敵に糞Bとらせた。あとは守ってれば勝つる」

タイタンフォールのドミネ「オラァ!!AC抑えた次Bじゃゴルァ!!…もうA取られそうやないかいドラァッ!!タイタン来たァァッ!」



 走ったり跳んだりするのがあまりにも気持ちいいんで、みんな考えるより先に走り出してるような気がするね。
 この機動力がフルに発揮されるのが「キャプチャー・ザ・フラッグ」だろう。普通、建物の向こう側に敵の旗持ちがいたら追いつくのはあきらめるところだが、Titanfallなら余裕で捕捉可能圏内だ。2段ジャンプで建物の屋上に登り、そこからジャンプや壁走りを駆使すれば銃の射程内にとらえることができる。
 特に壁走りから敵を倒したりすると「今の俺超カッコよかったよね!?」って気分になれるぞ。



カワうそのしょうた´ Turbo @CaptainHokkaido
やや天上高めの長い廊下で正面から先手取られたが、姿見るなり壁走りで間合いつめて首の辺りに蹴りいれて倒したりとかして絵面が完全にスプリガン
タイタンフォールは現実では出来るはずない一瞬の閃きが戦力になるから本当に楽しい



 この3次元機動もあってゲームのテンポは非常に早い。普通のFPSのように慎重にクリアリングして障害物まで走り、その陰でまたクリアリング…という感じではなく、とにかく跳んで走ってまた跳んでというスタイルだ。
 この高機動プレイだけでも十分楽しいのだが、ここにさらにタイタンがアクセントを加えている。デカくて固くて火力も高いくせに妙に小回りが利き、ブーストダッシュまでやらかすなどパイロットにとっては極めて厄介な相手である。
 ただしパイロットは全員が「対タイタン兵器」を固定装備に持っているため、機動力を活かして高所からロケランをブチ込んだり、タイタンに直接取りついて爆薬を貼りつけたりと対抗手段がちゃんとある。もちろん一目散に逃げてもいいし、自前のタイタンに搭乗して撃ち合ってもいい。
 つまりプレイヤーにはあらゆる状況に即座に対応できるポテンシャルが与えられているわけで、そのぶん常に動き回って戦うことを求められる。テンポの速さもあいまって非常に忙しいゲームだ。

 ここまでプレイヤーキャラの力が大きいと初心者が一方的に狩られる展開になりそうなものだが、6vs6という少人数デザインとBOTの存在がそれを緩和しているのが見事だ。戦場にはBOTの方がずっと多いので、初心者はそいつらを倒すことでチームに貢献できるし、何よりBOTがいるということは自分が的にされる危険性がそのぶん減るということでもある。これは非常に重要だ。

 ただ…ちょっとボンクラすぎる気がしないでもない。すぐ横をプレイヤーが通っても全く気づかず、遮蔽物に隠れもせずに射撃してやがる。この低能ぶりはちょっと衝撃だったね。“俺だ…俺がいる! ”って感じで。
 味方のBOT兵士が敵タイタンに蹂躙されているのを見ると「やめろ、撃つな! そいつは俺なんだ!」と変な方向に気分が盛り上がる。
 もっとも彼らが蹂躙されているおかげで管理人のようなヘッポコプレイヤーが生存できているわけで、その意味では彼らの死を望んでもいる。もちろん敵プレイヤーを返り討ちにするくらい強い方が望ましいが、敵のBOTも同じくらい強くなると少々困る。今でもたまにBOTに殺されたりするからね管理人は。

 そんなわけで、Titanfallは目まぐるしい展開とは裏腹に初心者、あるいはFPSがそれほど上手くない人にも楽しめるゲームになっている。
 ひとつ断っておくと、これは「初心者でも上級者に勝てる」という意味ではなく「上級者のカモにされる危険性が少ない」ということだ。その上で3次元機動やタイタンなど一通りの要素をこなし、自チームに貢献できるつくりになっている。
 BOT退治はちゃんとスコアに反映されるし、タイタン要請までの時間も短縮できる。タイタンを呼んだら自分で乗ってもいいし、オート操縦にしておけば勝手に戦い、自分の知らないところで貢献してくれる。


【XboxOne/360】Titanfall タイタンフォール Part16

83 :なまえをいれてください:2014/04/15(火) 10:47:49.92 ID:fGFSimgY
  俺のオートタイタンがいつの間にか敵プレイヤーを8キルもしててワロタ

84 :なまえをいれてください:2014/04/15(火) 10:54:06.42 ID:D0nTss7n
  お前が乗ってるよりつえーじゃん



 もちろんトッププレイヤーとして活躍するには相応の下積みが必要になるが、高速で跳び回る敵を撃ち落とす腕がないと楽しめないわけではない。ここは強調していいと思う。Respawnは「プレイヤーの生存性」をテーマのひとつに掲げていたが、これは見事に実現したといえる。
 総合的に見ると、一見ただ詰め込んだような「高機動パイロット」「タイタン」「BOT」という要素がそれぞれ不可分に結びついていることがわかる。どれかひとつでも欠ければ、ゲームとして破綻するか、あるいはまったく別路線のゲームになっていただろう。

 どんなFPS/TPSでも、ゲームプレイの中心にあるのは殺るか殺られるかというキル&デスの美学だ。これは支援によって高スコアを出せるBFシリーズも例外ではない。それをTitanfallはBOTの投入によって(プレイヤー同士の)キル&デスという中心を微妙にずらし、「狼は生きろ。豚は死ね」という不文律をトーンダウンさせている。

 ただ、そのトーンダウンが対人戦の醍醐味を薄めている点は否めない。
 プレイヤーの人数が少なめなので接敵する機会が少なく、いきおい弾丸をブチ込む相手はBOTが多くなる。プレイヤー同士でしのぎを削る熱い対戦を求めている人にとっては、TitanfallはBOT駆逐がメインの退屈なゲームと感じるのではないだろうか。さらに言えばパイロットの体力が低いのも戦闘を薄味にしているだろう。

 本気の対戦を求める人にはお勧めしづらいし、対戦オンリーということで敬遠する人も少なくないと思う。それでも唯一無二の魅力を持ったアクションゲームであり、FPSは好きなんだけど対戦じゃ負けてばっかり、という人に手を差し伸べた稀少なゲームでもある。
 マルチキャンペーンが対戦モードと全く変わらないとかチームシャッフルがないとか不満点も少なくないが、それを差し引いてもプレイする価値は大いにあるということでまとめたい。
 今回はあまり書かなかったが、タイタンもやっぱりいいぞ。乱戦の中で銃弾をかいくぐりつつタイタンに搭乗すると「今度はこっちの番だぜ!」って感じにテンション上がる。それで向こうから敵タイタンが3体くらい向かってきたら諦めの境地に入りそうになるけど。



追記:

【XboxOne/360】Titanfall タイタンフォール Part14

445 :なまえをいれてください:2014/04/12(土) 20:09:10.53 ID:14WqGkU+
  あれだな
  アサクリの盗賊追いかけるクエストみたいなレース要素欲しくなるよね

  トレーニングモードに何秒以内に駆け抜けろランキングがあっても面白そう



 それはすごく楽しそうだ。個人的には『F.E.A.R.3』のマルチプレイにあった「F**king Run!」みたいなのも欲しい。
 これは背後から迫りくる「死の壁」に追いつかれないようひたすら走るCoopモードで、敵との戦闘もこなしながら恐怖のマラソンに挑むルールである。F.E.A.R.3自体に人が少なかったこともあってほとんど知られていないが、このシステムはTitanfallの3次元機動ならとても面白くなると思う。
 そうそう、「F**king〜」は誰か1人でも「壁」につかまったらその時点でゲームオーバーだったが、これは踏襲しないでほしい。1人またひとりと脱落していくなかで必死になって走る方が楽しいではないか。

 「よし、あの足場に跳んでウォールランだ!」
 「ああ! 山田が落ちた!」
 「振り向くな! 走れ!」

 てな感じでね。
 で、先に脱落した人はカメラでトップランナーの走りを見て勉強するわけですよ。絶対楽しいと思う。

 F**king〜風味のものは難しいとしても、既存のマップにチェックポイントを設ける方式にすればレースルールもすぐに実装できそうな気もする。マップは随所に壁走りポイントが設けられているので、ちょっと手を加えるだけでも楽しいものができるんじゃないかなぁ。






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