08.07/20 その47 360にアバターが?「New Xbox Experience」






 ゲーム展覧会・E3も終わったねぇ。
 去年は「CALL OF DUTY4」の映像で大興奮していたっけ。 今回の360関係ではまさかのFF13マルチ化が発表されたり(ただし日本ではの予定は未定)、 本体の大幅アップデートでHDDインストールが可能になったりと、大きなタマがいくつもあった。
 なかでも特に管理人的に興味を引かれたのが「New Xbox Experience」と題した新型ダッシュボードとアバターキャラクターの実装。


 Xbox 360ユーザーは、アバターキャラクタを用いて、Xbox Liveを通じてチャットコミュニケーションを楽しめるだけでなく、 「UNO」のようなカジュアルゲームを一緒に楽しんだり、新チャンネル「Xbox LIVE Primetime」を通じて、 「1 vs. 100」といった仮想ゲーム番組に参加できる。 また、フレンドとパーティーを組んで、写真を一緒に見たり、映像を一緒に見たりなど、 より現実世界に近いフレンドシップが可能となる。

E3 Media & Business Summit 2008現地レポート(GAME Watch)



 見たところ、顔の造作から髪型、服装までかなり細かく設定できるらしい。 管理人個人としては髪型にモヒカンがあるかどうかだけが気になる。次にスキンヘッド。 タトゥーもあれば申し分ない。
 別の記事によれば、ゲーム内のキャラクターをアバターにすることもできるそうだが、 (AV Watchh) これは個人的にちょっと不安だ。誰も彼もが人気のゲームキャラをアバターにしたら、 見た目の変化が乏しくなってしまう。欧米人が全員マスターチーフとかあり得るぞ。 日本だってカーマインアバターとかあったらかぶりまくるのは間違いない。

 従来のゲーマーアイコンと違い、細かくカスタマイズして自分の個性を出せるのがこのアバターの強みなのだから、 ゲームと連動させるならむしろ、服装などのアクセサリーにゲームのオリジナルアイテムを出してほしいと思う。
 GOWのマーカスのバンダナや、ピニャータ柄のTシャツがあったり、 あるいは軍事系FPS関連でミリタリーファッションを展開するのも面白いのではないか。 例えば「バトルフィールド・バッドカンパニー」なら例のスマイルマークと合わせてユニークな物ができそうだ。
 こういうものをマーケットプレイスで販売してもいいし、 特定の実績を解除させた場合のみ入手可能ってのもいい。
 まず「ゲームありき」のXbox LIVEのツールなのだから、 とことんゲームと関連づけてもらえると楽しいものになりそうだ。

 そんなわけで、ゲーム関連アクセサリーが続々登場すると仮定した上で、 「管理人ならこういうアバターを作る」というのを描いてみた。






 悪魔合体の出来そこないみたいになったな。
 アクション&シューティングから取ったアイテムのみでカッコ良くまとまる予定だったのだが。 まぁ威嚇効果は期待できるはずだ(お前はコミュニケーションツールを何だと思っているのか)。

 このカスタマイズの利点は、そのユーザーがどんなゲームを好んでいるか、 どの程度やり込んでいるかを見るバロメーターになるというところだ。 現在ゲーマーアイコンとゲーマースコアでそれとなく推測していることをより細かく、 そして一目で(ある程度)分かるようになるわけだ。

 上に描いた管理人のアバターからは、「この人はアクションとシューティングが専門みたいだな。 GOWにHALOにCODと、メジャーどころを押さえつつDARKNESSまで手を出しているあたり、 洋ゲーそのものが好きらしいな。…ん、あのチョンマゲはたしかオメガファイブのアクセサリーだっけ。 2DSTGもイケる口か」という具合に好みが推測できる。
 そのジャンルに疎い人からすれば「何この怪人」で終わると思うが、 こんな具合にゲーマーとしてのスタイルを反映させることができれば可能性は広がると思う。

 例えば軍服をギチっと着こなし、勲章(CODやMOHの実績で取れるとしよう)をいくつも下げて歴戦のシューターであることを周囲に誇示するとか。 その上でさりげなくおしゃぶりをくわえてアイマスファンであることをアピールするのもいい。 守備範囲の広いゲーマーであることをお洒落に演出できるはずだ。

 あるいは、ごく普通のアバター…白のブラウスにパンツルックのキリっとしたおネーさんなのに、 胸元のネックレスがCOGタグだったってのも粋でいいね。 「うお、この人GOWのタグ取得実績全解除してるのか!」みたいな驚きがある。
 あ、そういう「分かる人には分かる」演出とかいいね。 綺麗に髪を整え、粋にレザーのジャケットを着こなしたイケメンアバターがいたとしよう。 普通の人ならさして気にも止めないが、その筋の人間だけが 「何だこいつ、パンツ丸出しで…ん? あのジュエリー付きのビキニパンツは…エロバレー全実績解除者か!」と気付くわけだ。 違いの分かる者同士、フレンド登録依頼などもスムーズにいくと思われる。 フレ登録依頼の時はアバターの写真を送れるようにすればなお良い。


 そういやこのNew Xbox Experienceで、複数のアバターが映っているスクリーンショットがあった。 どうもそれぞれのフレンドの状態を表示するコミュニティ機能らしいが、 上で述べたようにカスタマイズしまくれるようになれば、とても面白い画が見れそうだ。
 ごく普通のさっぱりした風貌のアバターの横に、 薄汚れた戦闘服を着込んでアサルトライフルを手にしたアバターがいて、 その隣にはアイドル衣装に身を包んだやつがいて…という風に。
 人によってはハマってるゲームが変わるごとにあれこれ着せ替えたりして、 「あれ、この人の黒いマフラー、NINJA GAIDEN2のものじゃん。 アクションも好きな人だったんだな」なーんてゲームライフが推測できたりしてね。

 ちょっと思ったんだけど、かっこいいアバターだけでコミュニケーション画面が埋まったら結構壮観だと思う。 画面内にいる全員が黒スーツの悪党風オヤジアバターという「ザ・ミッション-非情の掟-」チックな画が出たら、 写真撮ってサイトに載せちゃうよ。間違いなく。


 えー…以上、ここまで9割妄想でお送りいたしました。
 サービス配信は秋予定とのことなので、半分忘れて待ちましょう。



追記:
 ところで「New Xbox Experience」の売りのひとつらしい「『1vs.100』といった仮想ゲーム番組」なのだが、 これを見て即座に「ああ、アバター無双か」と思った自分の発想の貧しさにちょっと暗い気持ちになった。
 各ユーザーのアバターの屍山血河を見せられても困るわな。 手足とか首とか散乱して「あれ、コレ誰のだっけ?」みたいな(無双はそういうゲームじゃないです)。

追記2:
 マーケットプレイスでもあった「New Xbox Experience」の紹介動画。 これに使われている曲が何か、2chのスレで調べてくれた人がいた。 United State of Electronicaというグループの「Open Your Eyes」とのこと。耳に残る曲だ。



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