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映画の舞台となるビル(一応マンションらしい)の一室に居を構えるじいさんで、名前はルネ。ベトナム戦争に従軍していたというから結構なお年だろう。そのくせ異常事態にいち早く適応し、ゾンビ狩りを行っているから元気なものだ。返り血を浴びた顔で笑う様はサイコパスっぽくて怖いが、ユーモラスな人柄は映画中盤以降のギスギスした空気を和らげてくれる。
シリアスな主人公らと違って終始ノリノリでゾンビ殺しに興じるその姿は、視覚的に楽しませてくれるという意味ではラブコメにおけるお色気お姉さんの立ち位置に近い。軽機関銃をブッぱなして大暴れというサービスシーンもあったし、視聴者の需要にしっかり応えてくれる良キャラだった。ギャング連中も自分らの足元にこんな物騒なジジイが住んでいたとは夢にも思わなかったろう。
ちなみに本更新冒頭の「お前がここに来たのは俺たちと同類だからだ」という台詞は彼のものだったりする。殺人という快楽を自覚した、歪な陽気さがこの人物の持ち味だろう。やっぱり元気な年寄りがいると雰囲気が明るくなるよね。
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