あわれ、魏延は三度言い終えるうちに、それまで味方として陣中に潜んでいた馬岱によって討ち取られる。
…プレデターをモデルにしたせいで異様に凶悪な面構えになってしまったが、ここまで書いてきたように魏延はドス黒い野望を秘めた悪党ではなく、むしろ実直な武人である。少なくとも酒に溺れて守るべき城を取られた某虎ヒゲにくらべれば、人格的にもはるかに常識人でもある。
管理人は基本的に悪党が大好きであるが、彼の場合は董卓や曹操などと違い、実績(例:洛陽における暴虐/徐州の大虐殺)が伴わないまま悪名だけをかぶせられてしまった感があり、少々気の毒に思える。孔明をヒーロー的に脚色する上での犠牲者なのかもしれない。
■参考
用語集か行→
【魏延】
用語集は行→
【反骨】
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