06.02/11 メイドの男
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あなたの可愛いお手伝いさんになります 〜メイドボーイ〜


 …という旨の広告が、先日うちの掲示板に貼られていた。
 「メイドボーイ」という衝撃的すぎる語感につられておもわずクリックしてしまったが、中身はメイド云々とは名ばかりの、単なる男性向けの風俗系アルバイトの宣伝だった。もっとも書き込まれた文章に「女性に性的にご奉仕してお小遣いを稼ごう」などと書いてあったので、当然の結果ではある。

 しかし、この「メイドボーイ」という言葉そのままのサービスを実際やってみるとしたらどうだろう。風俗的な要素はとりあえずおくとして、メイド服に身を包んだ女装美少年&美青年が接客してくれる「メイドボーイカフェ」とかあったらわりとウケるんじゃなかろうか。…ということを、倒錯性癖ネタでは右に出るものがいないこちらの管理人さんに話してみたところ、即座にそれを発展させて「男装の麗人がもてなしてくれるバトラーカフェ」を提案してくださった。
 そっちだったら俺も行きたいやっぱこういうネタじゃこの人にゃ絶対勝てねぇ、と再確認させられた冬の夜。慣れないことはするもんじゃないね。

 「『メイドボーイ喫茶』を絵で表したら面白いかもな」…と少しだけ考えはしたが、当サイトでメイドといえば冥土ないし冥途のことであり、冥土服とはすなわち死装束である。それでメイドボーイ喫茶とかやったりした日にゃ、死装束に身を包んだ屈強な若武者が白刃を手に切り結ぶ等活地獄。お茶? 血でも啜ってろ!というノリで終わるのが確定なので断念した。…「冥土喫茶」というネタは定番ではあるが、いつかはやってみたいけど。
 そういえばオカルトギャグ漫画「でろでろ」(ヤングマガジン:押切蓮介)でも冥土喫茶ネタがあったっけ。妖怪モノにふさわしく人外のウエイトレスまで出てきたのが印象深かった。





2巻「メイドキッサ」より


 メイド服+ネコミミと「萌え」の方法論をよく研究しているのがうかがえる一コマである。この漫画はヒロインの「日野 留渦」がべらぼうに可愛いことで有名だが、こういう脇を固める魑魅魍魎どもが非常にいい味を出しているのもポイント高い(つうかそっちがメインだよな)。そういう意味では、言葉遊びとしては古典的である「冥土喫茶」をきっちり表現したのはこの漫画が唯一の…って話がそれた。

 今回は何が言いたかったのかというと、メイドという使い古された要素も「メイドボーイ」という新たな、それこそ想像もしなかった応用があったことに目からウロコが落ちた、という一点に尽きる。まだまだ世の中は広い。管理人もまだまだ研鑽を積まねばならんなぁと思わされた。うん。

 と、無難にまとめるのもアレなんで、最後に正統派の「冥土ボーイ」を描いてみる。






冥土・イン・ヘル。黄泉路を越えても元気いっぱい!
悪党はこうでなくちゃネ!(ネ!じゃねぇ)




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