冗談はさておき、今回の映画ではプレデターの新たな一面が見れたように思う。前２作はプレデターはあくまで「敵」という位置づけだったが、AVPではエイリアンが絡んでくるので、人間側との関係は微妙だ。
その「微妙な関係」の中で、これまで見れなかったプレデターの表情（文字通りの意味ではなく）が色々と拝める。この部分をニヤニヤしながら楽しめるか、それとも苦々しく感じるかが、AVPを楽しめるか否かが分かれると思う。
管理人の意見としては、キャラクターを掘り下げていく意味でもこういうのは大歓迎である。思えば、プレデターはシリーズごとに新たなキャラクター性を提示してきた。
「１」では侵略者ではなくハンターの宇宙人という斬新さに加え、戦いに敗れたときは自爆して果てるといった気位の高さを見せた。
「２」では彼らが地球以外の星でも同様の狩りを行っていること、そして単純な同朋意識を超えて勇者を称える心意気を持っていることを見せた。
色々言われているAVPのプレデターだが、世界観を広げる意味ではあれで良かったと思う。
…しかし、AVPのストーリーを「プレデター３」「エイリアン０」に位置づけるという話を聞いたが、マジなんだろうか。
ストーリーはともかく、劇中で語られる背景設定には正直「…ま、番外編みたいな映画だから、いいか」思っていたのだが、アレをプレデター、エイリアン両方を繋げる「正史」へ組み込むってのは無理がないか？
いや、まぁ、ソースとかも不確かなんでどうともいえないのだが。
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