何年か前、GTAのスタッフがゲーム誌のインタビューの中で「ヤクザは銀河系で最もCOOLなギャング」と言っていた。映画「KILL BILL」にも言えるが、ヤクザというものは我々日本人より欧米人の方にウケがいいらしい。
　上の絵もそうした洋製任侠もののひとつ、ヤクザFPS「RED STEEL」である。
　開発中につきまだまだ詳しいことはわからないが、公開中の動画では銃撃戦の他に彫り物をしたおっさんと日本刀でチャンバラするシーンがあった。

　このゲームからはロバート・ミッチャムと高倉健が共演したハリウッド任侠映画「ザ・ヤクザ」の匂いがする。
　ついにやってきたのかもしれん…。
　管理人が望んでいた「チャンバラ＆ガンファイトFPS」が！






　ご覧のとおり、任天堂の次世代機「wii」のソフトである。
　ここからが今回の本題なのだが、このwiiというハード、思ったより悪くない…ていうか、かなりグッときた。
　ちょい前までは「リモコン型コントローラー？ …面白いのかもしれんが、あのリモコン振り回して遊ぶのもちょっとなぁ…。俺は普通のゲームでいいや」などと思っていたのだが、上の動画が含まれているコンセプトビデオを見ているうちに考えが変わってきた。
　想像以上に面白そうなのだ。見ていて「俺にもやらして！」という気持ちになってくる。考えてみれば、ゲームをやっている人を見て「面白そう」と感じるのはずいぶん久しぶりだ。
　もちろんこれはあくまでコンセプトであり、実際にあの動画のように遊べるかどうかはまだ不透明だ。しかし、ゲームにおいてコントローラーがここまで劇的に変化したのは初めてのことであり、この変化がゲームをどう変えていくのか大いに興味がある。

　というわけで今回のお題は「次世代機」である。
　すでにX-BOX360が先行し、PS3やWiiも形が見えてきた。それなりにコアなゲーマーなら色々と情報を 集めているとは思うが、「ん？プレステの新しいやつ出るの？」というライトユーザーの諸兄や 「そろそろセガがドリームキャスト２を引っさげて参戦だな」というズレた貴殿のために、 各ハードを簡単におさらいしておこう。
　バキ風に。















　ゲーム離れが懸念されている現況に逆行するかのようにハイスペック高級路線を突っ走るPS3だが、はたしてどうなることか。FF13やMGS4、デビルメイクライ4といった人気作の続編がリリース予定だが、そのファンも廉価版ですら６万オーバーという値段には及び腰になることは間違いない。
　もっともSCEはPS、PS2と２代続けてトップに立ってきただけに、ここらで他社と交代するのも悪くないだろう。特に任天堂のwiiは先に述べたリモコン型コントローラーに見られる革新的な方向性を提示してきているだけに、血の入れ替え役としてはうってつけだ。

　その最大の特徴であるリモコン型コントローラー（以下、wiiコン）、一見すると体感ゲーム専用コントローラーのように感じるが、マリオやゼルダでの使用例を見るに、従来の十字キー、アナログスティックに取って変わる「より直感的に操作できる」デバイスを目指しているようだ。
　これはゲーマーでない一般層の興味も引くだろうし、我々のようなゲーム歴の長いオタク野郎にも新たな可能性を見せてくれる。

　たとえばこのサイトでも以前触れた超能力TPS「サイオプス」は、サイコキネシスで物体を動かすことが戦闘や謎解きに必要となるが、wiiコンならアナログスティックよりも簡単に、かつ細かな操作が可能になるのではないか。
　３次元操作が可能なマウスと考えれば、そこには大きな可能性が秘められていると管理人は思う。現時点ではwiiの試みが成功するかどうかは分からないが、wiiコンで今までになかった楽しさを開拓できれば、まだまだゲームは面白くなるだろう。






　とはいえ、管理人はまだまだ元気いっぱいの現役ゲーマーなので、従来型のゲームも大好きである。だから、変革派のwiiの他に正統派次世代機とも共存共栄してくれるのが望ましい。
　アクションゲーマーとしてはX-BOX360を応援したいところだ。ミリタリー系FPSで高い評価を得ている「CALL OF DUTY2」や、ホラーFPSとして最恐ともいわれる「コンデムド」、全世界（日本を除く）で大ヒットした怪物ソフト「ＨＡＬＯ」最新作、同じく話題作の「GEARS OF WAR」など洋ゲーアクションが充実しまくっている他、日本のソフトでも対怪物ドンパチTPS「ロストプラネット」が期待を寄せられている。さっぱり情報が出てこないが、地球防衛軍Ｘも見逃せない。

　だから日本市場でももうちょっと頑張ってくれ。マジで。
　欧米では十分に好調なようだが、日本で普及しないことには洋ゲーが移植されないんだよ…。頼むよほんと。

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