ゲーム展覧会・E3も終わったねぇ。
今年は7月に『Batman:Arkham Knight』、10月には『Mad Max』『RainbowSix:Siege』と大作が続くのに、年内に『Fallout4』まで来るとかムニャムニャそんなに遊べないようグフフ…と涎を垂らしながら寝てる人もいるだろう。
管理人は最初あまり期待していなかった…というかイベント自体を忘れていたのだが、終わってみるとここ数年でもトップクラスにワクワク感をかきたてられるE3だった。特に心に響いたものを5つ抜粋して所感を述べてみることにする。
『For Honor』
絶対バイキングなんかに負けたりしない!
騎士・侍・バイキングが干戈を交える、ちょっぴりファンタジックな剣戟格闘アクション。昨年から今年にかけて『Shadow of Mordor』や『Bloodborne』、『Witcher3:Wild Hunt』など剣で戦うアクションゲームがちらほら出ているが、そんな中でもとびっきりに鋼臭いゲームだ。魔法もなく怪物もいない世界で、甲冑をまとった戦士が雄叫びをあげつつ斬り合い、殴り合い、ブッ殺し合うという無骨なチャンバラゲーム。こういう方向のゲームはありそうで意外に少なかったように思う。
ドンパチ以外に興味が無いように思われがちな管理人だが、基本的に「戦闘」は全部好きなんですよ。マーシャルアーツもチャンバラアクションもガンファイトも、好き嫌いなく全部美味しくいただけます。
相変わらず拳と拳の格闘モノは少ないが、チャンバラ重視のゲームがちょくちょく出てきたのは素直に嬉しいね。この『For Honor』は剣の重々しさを感じられる本格派のチャンバラアクションとして、個人的にすごく期待している。ちゃんと首も飛ぶしね!
マルチプレイトレーラーを見ると雑魚兵士を豪快に蹴散らす一方、敵プレイヤーと戦う際には剣の構えを変えたりと独自の駆け引き要素を盛り込んでいるようだ。これはそれぞれの構えにジャンケンのような強弱があるとのことだが、クリエイティブディレクターによればこのゲームは「史実をベースにしている」そうなので、どうせなら中世ヨーロッパの剣術もフィーチャーしてほしいものだ。
そういえば上のプレミアトレーラーでもマルチプレイトレーラーでも騎士がロングソードの刃の部分を握って敵をブン殴るシーンがあったが、『中世ヨーロッパの武術(著:長田龍太)』という本によれば実際に存在した技法らしい。

“殺撃”と呼ばれる技で、「剣を上下逆に持つことで、剣の重心を移動させ、重量バランスを斧や棍棒に近いものに変えることで、打撃力を強化するのが第一の目的」だそうだ。柄でぶん殴る以外にも鍔を相手の剣に引っ掛けたりする使い方もあるのだとか。
斬ることを前提とした日本刀では考えにくい技だが、西洋剣ならではの闘法として興味深い。西洋の剣術・格闘術は銃砲の発展とともに廃れてしまったが、中世からルネッサンス期にかけては実用的かつ理論的な武術が存在していたという。
剣術シミュレータではなくアクションゲームなので高望みをする気はないが、できればそういう知られざる剣術も再現してくれるといいなぁと管理人はちょっと期待している。
ちなみにこのゲーム、女性の戦士でもプレイできるようになるらしい。すごく硬派な男のチャンバラゲーといった雰囲気なのに、誇り高い女騎士とか剣の道以外何も知らない侍娘とかCatsle Stormのフレイヤちゃんみたいなバイキング娘とか出るんですかね。「史実をベースにしている」ってのはどの程度本気で言っているのが些か不安になるぞコレ。
でもさすがにビキニアーマーな女戦士などは出ないだろうから、そのへんは二次創作の出番ですな。「絶対騎士なんかに負けたりしない!→殺撃には勝てなかったよ…」的なゴア同人がいっぱい出ると見たね。
イビツな女性観に基づく冗談はさておき、チャンバラアクションに新風を吹き込みうる作品として今から発売が待ち遠しいです。今年のE3は(話題作ばかりとはいえ)続編やリメイクが多い中、貴重な新規作としても応援したい。
『Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands』
今度はオープンワールドだ!
Rainbow Sixと双璧をなしていたUBIの特殊部隊FPS「ゴーストリコン」がオープンワールドシューターに変貌。Rainbow Six:Siegeが建物内部の小規模戦闘という尖った変化を遂げたのとは真逆に「今のトレンド」に乗っかった形だが…理屈は抜きにすごい面白そうじゃないですか?
すでに詳細が発表されているが、これは期待せずにはおれんよ。
ボリビアと南アフリカにインスパイアされたオープンワールド環境には、何百もの村とオブジェクティブ、ランドマーク、ユンガスの道として知られるデスロードやウユニ塩湖、山岳地帯、砂漠、熱帯雨林など、多彩な環境が存在する。
無数のミッションは、破壊活動から尋問、誘拐、暗殺など多数のアプローチでクリア可能で、困難な選択要素も含まれ、これによりゲーム世界の状況が変化する。
“Ghost Recon Wildlands”のオープンワールド環境は昼夜と天候の動的な変化を特色とし、全ての民間人とカルテルのメンバーには行動のスケジュールが用意されている。
Ubisoftによると、視界に入る全てのビークルは盗み、運転または飛行可能とのこと。
どこがゴーストリコンだって声も聞こえてきそうだが、すごいやってみたいですよこれ。マジで。トレーラーでもドラッグ製造工場を「ロングレンジ」「ステルス」「アンブッシュ」の3パターンで攻略する様子が収められているが、もう今から動脈瘤が破裂しそうです。
オープンワールドかつミリタリー色強めのシューターとしては過去に『マーセナリーズ』(2005)というゲームがあったが、オープンワールドでありつつ分隊指揮型というゲームはあまり聞いたことがない。今作は4人Coop搭載らしいのでそれ前提のデザインかもしれないが、ソロプレイでも「こいつは裏から襲撃、こいつとこいつは正面担当、俺は遠距離から狙撃」と戦術を練れるならきっと楽しいぞー。
「特殊部隊モノでオープンワールド」というと奇抜に聞こえないでもないが、敵地に潜入しての秘密作戦となると目標まで結構な距離を移動せねばならないし、その途中で予想外のアクシデント(民間人に発見される等)も起きる。現場に到着してからも、事前に得ていた情報が違っていたり、目の前で状況が変わったりなど、計画通りにいかないことが珍しくない。特殊部隊員はそんな状況下でも臨機応変に対応できる能力を求められるわけだが、そういう要素をゲームに落とし込むならオープンワールド形式の方が理に適っているのかもしれない。
どのようなルートで目的地まで移動するか? どのような戦術で攻めるか? 窮地に陥った時、任務を中止するか? あるいは危険を承知で続行するか? これらの選択がプレイヤーに委ねられるなら、特殊部隊モノとしてある意味リアルなゲームになるともいえる。
まぁ細かいことは抜きにしても、こういう↓多彩なロケーションを見ると無条件に心が躍るよね!
ついでに言うと、泥臭い雰囲気を前面に押し出しているのも個人的に好印象だ。前作『Future Soldier』は時代設定が2028年ということもあり、画面の至る所にAR(拡張現実)によるHUD演出が加えられるなどSF色が非常に強かったが、『Wildlands』は「現在から数年後」という地に足の着いた設定であり、SFっぽさはほぼ無い。Sci-Fiシューターを否定するわけではないが、このくらい土の臭いがする舞台の方がなんというか落ち着きます。
ところで全然話は変わるんだけど、過去にエターナルメロディについて語った時「今リメイクするならこういう路線でいくべき」という例として『Future Soldier』を挙げたわけだが(→雑文112)、この『Wildlands』の方がエタメロ的じゃないか? 美しく広大な土地を4人で旅する開放感は、往年のエタメロファンが求めていたものとかなり近いと思うんだけど。
今からでも遅くないから『エターナルメロディ・ワイルドランズ』を……何言ってるか分からない? うん、そうか。ならいいんだ。忘れてよし。
『Mirror's Edge Catalyst』
女子二年会わざれば括目して見よ
一人称パルクールアクションのはしりである『Mirror's Edge』待望の続編。管理人も2年前のE3で発表された時からそれとなく注目していたが、今回新しく公開された主人公“フェイス”のビジュアルに驚かされた。












