彼の依頼は一貫して密輸業者(彼は『迷える羊』と表現している)からダイヤの原石を強奪するというものだが、これは彼の理屈によるとビジネスでありつつ懺悔でもあるらしい。このへんの理屈はさっぱり分からないが、彼が口にすると聖書の言葉がことごとく禍々しいものに聞こえる。
「我々はキリストの再臨を見た。エイジェイ、正義の遂行には銃が必要だ。全ての銃は聖書。全ての銃弾は説教」
「『誉むべきかな我が主。主は救いのために私の手を、私の指を鍛えられる』。詩篇だ。意味は、兵士は最善を尽くせ、だ」
「レビ記第17章11節。『命として贖いをするのは血である』。これらは私の、かつての悪行の名残だ。ひとつずつが罪であり、私も多くの罪を犯した」
「『たとえ死の影の谷を歩くことがあっても、私は災いを恐れない。あなたが共にいてくださるから』。詩篇23章4節。また会えて何よりだエイジェイ。主の御業を成しに来たか?」
彼はかつてアフリカで武装集団の頭目をやっていたが、頭部に重傷を負ったのをきっかけに人生観が一変、洗礼を受けて牧師になったという。
キリスト教の教義と武器商人という仕事が彼の中でどのように結びついているのかは理解しがたいが、こういう独自のスタイルを持つキャラは嫌いではない。というか、むしろ好きだね。彼の全台詞をビデオクリップに保存した上でテキストに書き起こしたくらいには好きだ。特に
「全ての銃は聖書。全ての銃弾は説教」は管理人の個人的名言録にランクインしている。
Primalでもきっとイイ感じの悪党が出てくるに違いないと思うので、そのへんにも期待している。
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