前回に引き続き駆逐艦の話なのだが、とりあえずこの動画を。 |
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戦前の連合艦隊では、巡洋艦以上の士官は毎晩、真水の風呂にはいれたが、駆逐艦では毎週一回くらいだ。 |
食事についての記述で「軍艦」と「駆逐艦」が分けて書かれているが、これは日本海軍の分類だと「軍艦」は戦艦・巡洋艦・空母などを指し、駆逐艦はそれに入っていないからである。つまるところ、この格付けの違いが艦内生活環境の充実度における境界線だったようで、「軍隊未満」の人々は上記のように苦労したらしい。 |
それにしても、去年の九月、呉に在泊しているとき、酒の勢いで巡邏とけんかして追い駆けられ、飛び込んで以来、一、二回あそんだただけの女だ。そのとき、私が何気なくいった、 |
海軍学校を出てすぐ軍に入り、以後はずっと男だらけの環境で過ごしてきた水兵である。駆逐艦乗りとして胸を張ってもまだ若い。女を知っても恋は知らない不器用さがかすかに胸を打つ。 |
世間さまのように、恋をして、結婚するなんていうことはできない環境にあった。あるのは、鋼鉄の塊りと機械で、その中で、男がひしめきあい、戦争をするためにだけ生きていたのだ。 |
『特型〜』の著者は『第七〜』の著者と比べてシニカルな物の見方をする人のようだ。といってもこの2ページ前、別の慰問袋を受け取った際にはシニカルのシの字もない台詞を口にしているのだが。 |
「おい金沢、これを見ろよ。色つきの可愛い封筒に、この香り。芳紀まさに十七歳の処女からだ。お前のには入っちゃいまい。女の子にもてる男は、どこまでもてるかわからないね。ヘッヘッヘ」 |
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無念 Name としあき 13/08/03(土)03:01:44 No.208965995 del |
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